私は関西出身の関西育ちです。お好み焼きやたこ焼きは月に2,3度食卓にのぼる家庭に育ちました。関西の家庭にはたこ焼き器が必ずと言っていいほどありますし、私自身、粉物に対して人一倍愛着があると思っています。一方、夫は関東生まれ、関東育ち。もうお察しのように、粉物と言えばもんじゃ焼きで、やはり月に2,3度は食卓にのぼっていたようです。私と夫、どちらもおさないころから家庭で何度も食べていた、愛着のある粉物料理です。お互いに愛着のある食べ物ですので、結婚してから、お好み焼きを出すと、もんじゃ焼きにしてくれ、と夫が言うのです。ですが、私はもんじゃ焼きを全く食べたことがなく、お好み焼きも中身は一緒だからいいじゃない、と笑って流していました。ですが、夫はやはりおさないころから食べていたのはもんじゃ焼き。どうしてもお好み焼きが許せなくなったようで、ある日夫が大爆発してしまい、もんじゃ焼きのすばらしさについて、熱く語りだしました。お好み焼きともんじゃ焼きは材料が同じようで、じつは違います。卵が入るのがお好み焼きですが、もんじゃ焼きは卵が入りません。またお好み焼きは丸く成形してひっくり返すのですが、もんじゃ焼きは鉄板に大きく薄く広げて、ひっくり返すことはしません。何より、夫いわく、みんなで少しずつわいわい言いながらつつくのがよい、とのこと。確かにもんじゃ焼きを囲っての家族団らんは楽しいかも、と思いました。今では、お好み焼きともんじゃ焼きを交互に食卓に出すよう心がけています。